● 学園の歌


校歌(我らの母校)

力の限り

創立讃歌

岡本巌先生に捧げる歌

岡本富郎先生を讃える歌

愛の灯 −動員学徒に捧げる歌−

灯を高く −ヘレンケラーの言葉より−



校歌(我らの母校)

         安部 忠三 作詞
         美和  充  作曲

一 をみな子の 心清けし 空ゆくや
    月の光は しらじらと
      袖師が浦の 波の上に
        うつり輝け 夜もすがら

二 をとめ子の おもひ高鳴る 天龍の
    川すぢ遠く 果てしなく
      ああうららかに 日ぞ照らす
        忘るるなかれ 若き日を

三 をとめ子の なげきうつくし ほのかなる
    夕空に咲く 月見ぐさ
      風にさゆらぐ 窓のべに
        浄く愛しめ くろ髪を

四 をとめ子の こころ明るし ながるるや
    五月の風の さはやかに
      青葉ぞわたる 丘の上に
        歌へよろこべ ほがらかに

五 をみな子の みさをつつまし 秀づるや
    松のこずゑの いやしげり
      袖師が森の 奥ふかく
        みどりかはらじ とこしえに



力の限り

 君見ずや 明日は散りなむ 花だにも
            力の限り ひとときは咲く



創立讃歌

         田村以津子 作詞
         大中 寅二  作曲

一 燃ゆる希望の若人が
     仰ぐ老松紺碧に
       学ぶ乙女はかはれども
         強く 正しく 美しく
           歴史の鐘の鳴りわたる
             我等が母校いざや讃えん

二 高き理想のまなびやに
     仰ぐ老松深みどり
       あふるる希望にないつつ
         集う乙女に幸あれと
           歴史の鐘の鳴りわたる
             我らが母校いざや讃えん



岡本巌先生に捧げる歌

一 朝霧はれてほのぼのと
   浮かぶ我らの新しき
   まなびや眺めて君の恩
   語れば友もうなずきて
   強く明るくほほえみぬ

二 月影清き校庭に
   立たせたまひて夜な夜なを
   教へ子のために一日も
   ただ早かれと見守れる
   老校長のかげながき

三 学びの園に老いの身を
   捧げてここに幾年ぞ
   袖師が森に君の手で
   かかげし愛の燈は
   永久に明るく照らすらん



岡本富郎先生を讃える歌

         同 窓 会  作詞
         新美 博義 作曲

木にも草にもよいことをしよう
 人にも自分にもよいことをしよう
   しみじみやさしい星でした
    激しく輝く星でした

一 日に日に新らた 日に新らた
   心血そそぐ 学舎に
   送り迎える 乙女らの
   胸につきせぬ その思い

二 平和を祈り 学舎に
   永久に鎮める 学徒の碑
   涙たたえて 仰ぐ君
   ひとみ やさしく あたたかく

三 忘るるなかれ 若き日を
   尽きせぬ力 みなぎらせ
   教え給いし 人の道
   まもりて 我等 いざ行かん

大いなる 教育の星
 永久に たたえん その偉業(いさお)
  黄金の鋲こそ ゆるぎなき
   我が学園の 道しるべ



愛の灯 −動員学徒に捧げる歌−

         池谷 千松 作詞
         新美 博義 作曲

一 身を尽し 身を尽し
   散り行きし二十九のみたま
   今かへる今かへる袖師が森に
   歌声は悲し千羽のつる
   再びはかへらぬ君のみ胸に
   我等捧げて歌ふ「愛の灯」

二 一筋の 一筋の
   祖国想ふ乙女の願ひ
   赤心は赤心は永久にかがやく
   歌声は溢る学びの園
   再びはかへらぬ君のみ胸に
   我等あふぎて歌ふ「愛の灯」

三 萌え出づる 萌え出づる
   みどりなす平和の園を
   とこしへにとこしへに護りて行かん
   歌声はひびけはるけき空
   再びはかへらぬ君のみ胸に
   我等とどけと歌ふ「愛の灯」



灯を高く −ヘレンケラーの言葉より−


         新美 博義 作曲

あなたのランプの灯を
        かかげて下さいいま少し
恵まれぬ人達の 恵まれぬ人の
        ゆくてを照す そのために