● 海外帰国子女編入制度について

 本学園では、海外に在留する日本人の子女が日本に帰国して中学校または高等学校に編入を希望する場合の、いわゆる「海外帰国子女の編入」を受け入れる制度があります。
 日本人の海外での活躍の場がますます広範囲にひろがる現代において、帰国後の子女を受け入れる教育機関の充実もまた望まれています。本学園ではそうした子女の受け入れを積極的にすすめることで社会の要請に応えるとともに、国際感覚豊かな新しい時代の学園づくりに貢献する人材になってくれることを望んでいるのです。


●対象

  海外の中学校または高等学校の学年終了時および学年途中で、日本への帰国にともなって
 国内の学校への編入が必要となり、本学園への編入を希望する子女。海外で在学した学校と
 しては、在外日本人学校・現地校・インターナショナルスクールの別は問いませんが、国内
 の中学校、高等学校に該当する学校として公に認められた教育機関であること。


●編入の受け入れ時期

  編入生を受け入れる時期は、原則として本学園1年生(中学1年)の後期以降より5年生
 の学年始め(高校2年の4月)までの、各学期始めで、その学年の定員に余裕がある場合。
  ただし、事情によってはこれ以外の時期に受け入れる場合もあります。


●編入生の条件

  本学園への編入希望者には、つぎのことが望まれます。
    1.本学園の建学の精神および教育方針を理解した上で、学園への編入を強く希望す
     るもの。
    2.本人や家族のもつ特定の宗教や信条によって本学園の教育活動の一部を忌避する
     ことのないもの。
    3.六カ年一貫教育のカリキュラムを修得するのに必要とされる基本的な学習能力を
     備えているもの。


●編入を希望する際の手続き

  編入の希望には、つぎの手続きが必要です。
    1.本学園が定める「編入願い」書用紙につぎの書類等を添えて提出する。
      A.本人が所属した日本人学校または現地の学校あるいはインターナショナルス
       クール等の発行する、履修・修得科目の単位数や学習状況を証明する書類。
      B.検定料 12,000円(平成11年度の場合)
    2.学園が指定する日時に、学力検査および面接を受験する。
      A.学力検査の科目は、原則として、国語・社会・数学・理科・英語の5科目
      B.面接は、本人との面接と、保護者(父または母)との面接の両方を行う。


●編入後にかかる経費

    1.編入時納入金:入学金と同額の 204,000円(平成11年度の場合)
    2.制定品購入費:学園が制定している制服・制靴・制カバン等を購入するに必要な
     相当額
    3.授業料等校納金:月額計 29,900円(平成11年度の場合)


●編入後の指導

  本学園に編入後は、海外で学習した内容と本学園ですでに学習されているべき内容との差
 を埋めるために、本人の状況をよく判断した上で特別な指導を用意します。
  原則としては、可能な限り所属するクラスの通常の授業を、クラスの仲間と一緒に受ける
 ようにします。しかし、すぐに通常の授業を受けるのが困難と判断される場合には、その教
 科目や学校での日常生活について特別の講座を設けて指導します。特別講座による指導は、
 学年によって、その教科目の配列などによってそれぞれ異なります。


●特例

  本学園の中学校入学試験の直前(小学校6年時)に海外より帰国した児童が入学試験を受
 験する場合について、帰国前の海外での生活が連続3年以上にわたる児童については、試験
 結果の判定には一般の児童と別の基準を適用して考慮します。

 編入の申込みやお問い合わせは 053−461−0374 へお電話でお願いします。